俺データベースの作り方

普段からメモをとる習慣を持つ人は多いだろう。
私はそれほどメモ魔というわけではないが、思いつきは大体手帳か紙の切れ端にメモする。

これでどちらが便利かと言われれば、切れ端に軍配が上がる。なぜなら一日のメモを帰宅したときにそのまま纏めてクリアフォルダに突っ込めるからである。

手帳のは、コンパクトさを優先して綴じた普通の手帳を使っているため、破るか切るかしなくてはならず面倒な上断面が汚くなると精神衛生上よろしくない。

さて、問題はこうしたメモをどのように活用するか、インデックス化するかということである。

私なんかが利用しているのは、パソコンの中にデータベース化してしまうことだ。ただ、Accessみたいなデータベースソフトは使わない。
経験がある人も多いだろうが、いわゆるレコード型を設定して使うようなスタイルだと、非常に検索し辛いからである。

おすすめはメモをテキストファイル化しておくこと。何でもかんでも細切れなテキストファイルにしてひとつのフォルダにぶち込んでおくのである。これでバックアップもらくだ。
そして探すときに使うのはgrepと呼ばれるソフト。検索範囲内にあるテキストファイルから、キーワードが含まれるファイルを列挙してくれる。

大概はプログラマが使うことが多いが、別に用途が限定されているわけではない。また、Windows標準の検索機能では何がだめなのかという人もいるだろうが、grepというツールは伝統的に正規表現での検索をサポートしている。第一、軽い。
正規表現についてはまた、希望や思うところがあれば記事を書くが、今回は割愛する。
ただ、こいつに一定以上習熟するとテキスト処理の生産性は著しく向上する。

最近はgoogleデスクトップもあるのでこれを利用するのも手だ。ただ、こちらはポータビリティが低いので、出先ではうまく使えない。USBメモリにメモのたまったフォルダとgrepツールを入れておけば、いつでも検索OKで、便利なのだ。